2025年11月15日、SnowManの全国ツアー「SnowMan ON」の札幌公演にて、ファンの間で大きな波紋を呼んだ出来事が発生しました。それは、「全裸でペンライトを振る女性が会場にいた」という噂です。
SNS、特にX（旧Twitter）では、目撃情報や動画と思われる投稿が急速に拡散され、瞬く間にトレンド入り。
しかしながら、映像の信ぴょう性を疑う声や、AIによる合成ではないかという指摘も続出しています。
この記事では、「全裸ペンラ女」と呼ばれるこの騒動について、現時点で確認できる情報をもとに、特定が進んでいるのか、フェイクの可能性はあるのか、そしてそもそもこの話は事実なのかを検証します。
■ 騒動の経緯｜「全裸でライブに参加」？驚きの投稿が拡散
発端は、X上で「SnowManのライブで隣に服を着ていない女性がいた」とされる投稿がなされたこと。
この投稿はあくまで文字情報のみでしたが、その後、あるユーザーが「証拠」として映像を添付。この動画には、衣類を身につけていないように見える女性がペンライトを振る姿が映されていたとされます。
一見するとショッキングな内容ではありますが、以下のような疑問もすぐに指摘されました：
- 映像が非常に短く、顔や周囲の状況が特定できない
- 投稿者が匿名かつアカウントが新設されたばかり
- 撮影日時や場所の明記がない
こうした曖昧な点が多かったこともあり、**本当に“実在した人物”の動画なのか、それとも話題づくりのためのフェイクコンテンツなのか？**という論争が巻き起こりました。
■ 拡散された映像の中身と“本物”かどうかの検証
問題の動画は数秒程度のもの。映像には、観客席に座っていると思われる女性がペンライトを手にしている様子が映っています。ぱっと見では、衣類を着ていないようにも見えますが、画質が荒く、確証を得るには不十分です。
動画に対しては以下のような分析が寄せられています：
- 肩や腕の可動が“実在の人物”にしては不自然
- 肌の質感がCGのように滑らかすぎる
- 背景の光と影の整合性が取れていない
これらは近年急速に進化している生成AI（特に画像・動画生成AI）に特徴的な現象です。
つまり、映像そのものがAIによって作られた“フェイク映像”の可能性も捨てきれないということです。
■ 実際に会場にいたファンの証言｜「そんな人いなかった」
この件に関して、ライブ当日に札幌ドームへ足を運んだとされるファンからの証言も多数SNSに投稿されています。
中でも多かったのは、以下のような声です：
- 「現場ではそんな騒ぎはなかった」
- 「警備もちゃんとしてたし、異常な行動があればすぐ対応されるはず」
- 「むしろ平和なライブだったし、こんな騒動知ったのは帰宅後」
このような証言を加味すると、仮にそのような人物が存在していた場合、警備スタッフや観客から即座に通報が入り、運営からの発表や対応が行われるはずです。
ですが、2025年11月現在、SnowMan側や主催運営・所属事務所からの正式な発表や注意喚起は一切出ていません。
■ 誰が“全裸ペンラ女”を撮影・投稿したのか？特定は？
SNSで出回った動画について、投稿者のアカウントや映像の出所を辿ろうとする動きもありました。
しかしながら、投稿元のアカウントはすでに削除された、あるいは非公開設定になっているものが多く、「誰が撮影したのか」「どこで撮ったのか」という情報は一切確認できていません。
さらに、AIによって生成された動画である場合、「撮影者」という存在自体が存在しないことになります。
つまり、現段階では“全裸ペンラ女”の人物も、映像の作成者も“特定されていない”状態です。
■ SNSの反応は二極化｜信じる人 vs 疑う人
この騒動に対して、XやTikTokなどのSNSユーザーは大きく2つの立場に分かれています。
▼ 信じている層の声
- 「これはガチ動画でしょ…モザイクもないし」
- 「スタッフが見落としただけでは？」
- 「まじで迷惑行為、出禁にすべき」
▼ 疑っている人たちの反応
- 「完全にAIのフェイクだと思う。動きが不自然」
- 「わざと釣ってる感じする」
- 「SnowManに泥を塗るだけの迷惑デマ。やめてほしい」
どちらの立場にも一定の理があるものの、現時点では決定的な証拠がない以上、「断定的な主張」は避けるべきでしょう。
■ AIフェイク時代の“視覚情報”に潜む落とし穴
今では、無料ツールやスマホアプリでも、簡単に人物動画を作成・加工することができる時代です。
たとえば、
- 顔をすげ替える「ディープフェイク」技術
- 肌や表情、身体の輪郭を自動で生成するAI
- 実際には存在しない人物を“リアルに描写”するモデル
といった技術が一般化しつつあります。
つまり、「映像がある＝本物」という時代ではなくなったのです。
今回の件は、その象徴とも言える騒動だったかもしれません。
■ 「全裸ペンラ女」の実在性は？｜冷静に見た3つの可能性
この騒動を踏まえた上で、可能性を整理してみましょう。
① 本当に全裸の人がいた（実在）
→ ライブ運営の不手際、通報ミス、スタッフの見落としがあった場合。
ただし、証言・証拠が一切ないため信憑性は極めて低い。
② 動画はフェイクで、話題作りや愉快犯の仕業
→ SNSで拡散を狙う目的でAI動画や加工映像を作成。最も有力とされる説。
③ 全体がデマ（映像も投稿も演出）
→ 他ライブ映像の一部を切り抜いて、全く関係ない話を作った可能性も。
どの可能性も完全に否定することはできませんが、「実在した」という明確な証拠が提示されていない以上、真実とは断定できないのが現状です。
■ まとめ：話題性より冷静さを。ネット情報に踊らされない判断を
SnowManのライブに現れたとされる「全裸ペンラ女」騒動は、事実確認のないままネットで急速に拡散され、多くのファンの間に混乱と不安をもたらしました。
しかし本件は、明確な根拠や裏付けなしに「事実」として扱うには情報が不十分です。
SNSが発達し、“誰でもメディアになれる時代”だからこそ、受け手側が冷静な視点を持つことが求められます。
■ ファンとしてできること
- 怪しい動画や投稿は無視する
- 拡散に加担しない
- SnowMan本人たちやファンのイメージを守る行動を取る
- 万が一被害に遭った場合は然るべき機関へ通報
最後にもう一度強調します。“情報の出所が曖昧な投稿”に安易に反応すること自体が、フェイクを広める手助けとなってしまうのです。
SnowManを応援するすべての人が、真摯で誠実なファンダムを築いていけるよう、この騒動を教訓として生かしていきましょう。
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