2025年10月13日、ガールズロックバンド「ЯeaL(りある)」が重大な転機を迎えました。
この日、バンドの公式X(旧Twitter)にて、ベース担当のFumihaさん、そしてドラムのAikaさんが、同時に脱退することが発表されたのです。
3人で長年歩んできた道に、ついに別れの瞬間が訪れました。
ファンにとっても、メンバーにとっても、かけがえのない時間が一区切りを迎えた形です。
◆ 「3人」から「1人」へ、それでも続いていくЯeaL
今回の脱退により、ЯeaLはRyokoさん(Vo&Gt)の1人体制へと移行することになります。
バンドとしての形は大きく変化しますが、「ЯeaL」という名前は残ることが明言されています。
これは「続ける覚悟」「変化を受け入れて前に進む意志」の表れでもあるでしょう。
◆ 発表文に見る誠意と信頼──Ryokoの率直な気持ち
Ryokoさんの直筆で発表された文面には、冷静ながらも熱い感情が込められていました。
- 「突然のお知らせになってしまい、申し訳ありません」
- 「この13年、共に音楽を作り続けた2人の決断を尊重します」
- 「別々の道を選ぶことになりましたが、それぞれの未来が輝くように願っています」
バンドメンバーとしてではなく、“人と人”として互いを認め合う関係性が、文章からにじみ出ていました。
◆ 2人の“卒業”は、苦渋の決断だったのか?
具体的な脱退理由は語られていませんが、トラブルや不仲といった印象は一切見受けられません。
むしろ、
- 長い年月を共にしてきたからこそ、
- それぞれの「これから」を考えたとき、
- 新しい道を歩むという選択が自然に生まれた
──そんな、成熟した関係性の中で出された答えだったのではないかと考えられます。
◆ 「ЯeaL」はどこまで走ってきたのか?実績を振り返る
ЯeaLは、10代で結成されたガールズロックバンドとして、音楽業界に確かな爪痕を残してきました。
- 2012年:結成(大阪)
- 2016年:メジャーデビュー(「秒速エモーション」)
- 人気アニメとのタイアップ多数(『銀魂』『ポケモン』『BORUTO』など)
- ライブハウスからフェス、アリーナへと着実にステップアップ
音楽だけでなく、**“等身大で頑張る女の子像”**として、若いファンに勇気を与えてきた存在でした。
◆ ファンの反応──「寂しいけど、信じてる」
SNS上では、驚きと寂しさの入り混じった声が相次ぎました。
- 「突然すぎて言葉が出ない」
- 「これまで本当にありがとう。FumihaもAikaも、どうか幸せに」
- 「Ryokoの決断を信じて、これからも応援します」
13年という歳月がどれほどの重みを持っていたか、ファンの言葉のひとつひとつがそれを物語っていました。
◆ 今後の活動は?ライブは開催されるのか
現時点での発表によると、2025年12月6日に予定されていたワンマンライブは予定通り開催されるとのことです。
ただし、Ryokoさん+サポートメンバーという新体制でのステージになります。
“新しいЯeaL”の初お披露目でもあり、ファンにとっては期待と緊張が交差する特別な夜となりそうです。
◆ 1人になっても「やめない」と決めた理由
Ryokoさんは、自身の決意をこう語っています。
「怖いけれど、私は止まりたくない」
「音楽をやめる理由にはならない」
「この名前に恥じないように、私なりのЯeaLを奏でていく」
数え切れない不安を抱えながらも、続けると決めた彼女の強さが、逆にファンに勇気を与えているのではないでしょうか。
◆ 音楽は“人”が生み出すもの。バンドの本質は形ではない
バンドとは、人数や編成だけで語れるものではありません。
どんな形になろうとも、
- 誰が音を鳴らしているのか
- どんな思いを込めているのか
- それが「本物」かどうか
それこそが、音楽の“リアル”な部分なのだと思います。
コメント