『ドラゴンクエスト12』の最新ビジュアル公開後、ネット上では主人公デザインについて大きな議論が巻き起こっています。
これまでのシリーズファンからは、
「ドラクエっぽくない」
「なんか不気味」
「主人公というより敵キャラみたい」
といった声が続出。一方で、「新鮮で好き」「ダーク路線ならアリ」という肯定的な意見もあり、かなり賛否が分かれている状況です。
特に注目されているのが、“なぜここまで違和感を覚える人が多いのか”という点でしょう。
単純に見た目が悪いというより、「今までのドラクエと空気が違う」と感じているユーザーが多いようです。
今回は、『ドラクエ12』主人公が不評と言われる理由や、歴代主人公との違いについて詳しく考察していきます。
歴代ドラクエ主人公は「王道感」が強かった
ドラゴンクエストシリーズの主人公には、長年ある共通点が存在していました。
それは、“勇者らしさ”です。
もちろん作品ごとに性格や背景は異なりますが、基本的には「希望を背負う存在」として描かれるケースがほとんどでした。
たとえば『ドラクエ3』の勇者は、まさに冒険の象徴のようなデザインでしたし、『ドラクエ8』は無口ながらも誠実な雰囲気がありました。
さらに『ドラクエ11』主人公は、中性的で爽やかなビジュアルが特徴的で、いかにも“正統派主人公”という印象を持つ人が多かったはずです。
ところが今回の『ドラクエ12』主人公は、そのイメージからかなり離れています。
鋭い視線、疲労感のある顔つき、暗い服装。全体的に“陰”の空気をまとっているため、従来のドラクエ勇者像と結びつかない人が多いのでしょう。
ネット上では、
「主人公というよりライバルキャラっぽい」
「闇堕ち後みたい」
「仲間になりそうな顔」
という感想も目立っています。
つまり、“主役感の薄さ”が大きな違和感につながっているわけです。
「気持ち悪い」と言われる理由は“目”にある?
今回の主人公デザインで特に意見が集中しているのが、「目つき」です。
歴代ドラクエ主人公は、比較的まっすぐで素直そうな目をしていることが多く、プレイヤーが安心感を持ちやすいデザインでした。
しかし『ドラクエ12』主人公は、どこか睨みつけるような鋭さがあります。
さらに、
・目の下が暗く見える
・眠そうに見える
・不機嫌そう
・感情が読めない
などの印象を持つ人も多く、「怖い」「不穏」という感想につながっているようです。
特にドラクエは“無口主人公”の伝統があります。
つまり、セリフではなく見た目や仕草で感情を伝える必要があるわけですが、今回のビジュアルは感情移入しづらいと感じるユーザーも少なくありません。
「自分がこのキャラになる」というより、「他人を見ている感覚」に近いのかもしれません。
ダークファンタジー化への不安も影響している
『ドラクエ12』は以前から、“これまでより大人向けになる”と言われていました。
タイトルロゴも従来より禍々しく、公開映像もかなりシリアス寄りです。
そのため、「今作はダークファンタジー路線なのでは?」という予想は以前からありました。
今回の主人公デザインも、その方向性を強く反映しているのでしょう。
しかし問題なのは、ファンの多くが“ドラクエに求めているもの”とのズレです。
ドラクエは基本的に、
・親しみやすい世界観
・温かいキャラクター
・安心感のある冒険
を魅力としてきました。
もちろんシリアス展開はありましたが、全体としては“優しいRPG”という印象が強かったシリーズです。
だからこそ、急激なダーク化に対して「これは本当にドラクエなのか?」と戸惑う人が出ているのでしょう。
実際、SNSでは「FFっぽい」という意見も非常に多く見られました。
近年の『ファイナルファンタジー』シリーズは、リアル路線や重厚なストーリーを強めていますが、ドラクエファンの中には「ドラクエにはドラクエらしさを求めたい」という人も多いのです。
鳥山明テイストが薄れたと感じる人も
ドラクエの顔とも言えるのが、鳥山明さんによるキャラクターデザインです。
丸みのあるフォルムや、絶妙なデフォルメ感は、ドラゴンボールとはまた違う独特の魅力を持っていました。
しかし今回の主人公については、
「鳥山明感が薄い」
「なんか別作品っぽい」
「最近の鳥山絵でもかなりクセ強め」
という意見も少なくありません。
特に髪型に関しては賛否が激しく、
「昔のヤンキー漫画みたい」
「パイナップル感ある」
「なぜその髪型にした」
など、かなり話題になっています。
もちろん、キャラデザインは動いてこそ魅力が出る部分もあります。
ただ、静止画時点では“クセ”が先に来てしまい、受け入れにくい人が多かったのでしょう。
逆に「新しいドラクエ」として期待する声も
否定的な意見ばかりが注目されていますが、当然ながら好意的な声もあります。
特に多いのは、
「いつまでも同じではマンネリ化する」
「変化を恐れない姿勢は良い」
「ダーク路線は逆に気になる」
といった意見です。
たしかに、ドラクエは長寿シリーズだからこそ、“変わらなさ”が時に課題として語られてきました。
毎回似たような勇者、似たような展開、安心感のあるストーリー。それが魅力でもある一方、「そろそろ大きく変えてもいい」という考え方もあります。
今回の主人公は、そうした“新時代ドラクエ”を象徴する存在なのかもしれません。
また、現時点ではストーリー内容がほとんど不明です。
もし物語を進める中で主人公の内面や背景が描かれれば、印象が大きく変わる可能性も十分あります。
実際、過去シリーズでも発売前は微妙と言われながら、プレイ後に人気キャラ化した例は数多くありました。
発売後に評価が逆転する可能性は十分ある
ゲームキャラクターは、第一印象だけでは判断できません。
どんな表情を見せるのか、どんな仲間と旅するのか、どんな苦悩を抱えているのか。そうした積み重ねで愛着が生まれるものです。
『ドラクエ12』主人公も、今は「怖い」「気持ち悪い」と言われていますが、発売後には評価が一変する可能性があります。
むしろ、賛否が起きるということ自体、それだけユーザーの期待値が高い証拠とも言えるでしょう。
シリーズの転換点となる作品になるのか、それとも従来ファンとのズレが広がるのか。
『ドラクエ12』は、ドラゴンクエストという国民的RPGが大きく変化する瞬間になるかもしれません。

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