ドラマや映画、CMに舞台と、長年にわたり第一線で活躍してきた名優・**近藤正臣(こんどう まさおみ)**さん。端正な顔立ちと存在感のある演技で「二枚目俳優」として名を馳せた一方で、最近ではコミカルな役柄もこなし、幅広い世代に親しまれています。
そんな近藤さんですが、仕事の顔とは裏腹に、プライベートは謎に包まれていることでも知られています。今回は、彼の家族構成(妻・娘)や、現在暮らしているという岐阜県・郡上八幡での生活について、過去のメディア情報やインタビューなどをもとに詳しく解説します。
■ 妻との出会いは“幼なじみ”という奇跡
近藤正臣さんは、1966年、当時24歳でご結婚されています。お相手の女性は、なんと小学校から高校まで同じ学校に通っていた1学年下の幼なじみとのことです。
若いころは役者の仕事も安定しておらず、実家の小料理屋を手伝っていた時期もあった近藤さん。そのような状況下でも長く支え続けた奥様とは、まさに青春を共にし、人生の荒波を越えてきたパートナーといえるでしょう。
結婚生活は現在まで50年以上にわたり続いており、夫婦関係の秘訣を聞かれた際には、冗談交じりに「お互いに潔く諦めることも大事」と語っていたこともあります。この一言からも、長年連れ添った夫婦ならではのユーモアと信頼が感じられますね。
■ 娘は元タレント!“川口ひみこ”として活動していた過去も
近藤さんには一人娘がいます。この娘さんは、かつて芸能界に在籍しており、「川口ひみこ」という芸名で活動していた時期がありました。
彼女が出演していた番組のひとつが、1980年代後半に放送されていた討論バラエティ『七人のHOTめだま』です。実はこの番組で、父・近藤正臣さんと親子で司会を務めていたという貴重な共演があったのです。
当時はまだ珍しかった「親子司会」という組み合わせ。親子ならではの息の合ったやり取りが話題を呼び、視聴者にも強い印象を残しました。
その後、娘さんは芸能活動からは退き、現在は一般の方として生活しているようです。結婚し、子どももいるということで、近藤さんも“おじいちゃん”になっているのですね。
■ 息子はいる?家族構成はどうなっている?
ネット上では「近藤正臣 息子」と検索されているケースも多く見られますが、結論から言えば、近藤さんに息子はいません。家族構成としては「妻と娘」というシンプルな構成となります。
娘さんの存在が公になっている一方で、息子に関する情報は一切出てこないため、誤解や勘違いが生じている可能性が高いです。
■ 人気絶頂時にはすでに既婚&子持ちだった!
近藤正臣さんが一気に注目を浴びたのは、1969年に放送された伝説的ドラマ**『柔道一直線』**。高校生役を演じ、当時の若者のアイコン的存在となった近藤さんですが、実はこのときすでに結婚しており、娘さんも幼稚園に通っていたという事実はあまり知られていません。
当時は今のように芸能人の私生活が報じられる時代ではなかったため、ファンの間では「独身の二枚目俳優」という印象が定着していたようです。
本人も「特に隠していたわけではなく、聞かれなかっただけ」と語っており、年齢についても“25歳”と若干サバを読んでいたことを後に明かしています(実際は28歳だったとか)。
■ 移住先は岐阜・郡上八幡──自然と共にある生活
そんな近藤正臣さんは、現在、**岐阜県の郡上八幡(ぐじょうはちまん)**という町で生活しています。郡上八幡は清流・吉田川が流れ、四季折々の美しい自然に囲まれた静かな地域です。
40年以上前、仕事でこの地を訪れた際に自然に魅了され、それ以降通い続けるようになり、最終的に2004年には本格的に移住を決断。東京での仕事の際だけ都市部に出向き、それ以外は郡上八幡でのんびりと過ごすというライフスタイルを確立しています。
▼ 川釣りが大好き!
郡上八幡に惹かれた最大の理由は「川の存在」だそうです。幼い頃から川に親しんで育ったという近藤さんにとって、この町の自然はまさに理想の環境。
長良川の支流である吉田川のほとりには、自らの手で建てた「釣り小屋」があり、夏はアマゴ釣り、秋はアユ釣りを楽しむのが日課となっています。
ダイビングスーツを着て川に潜り、魚と戯れることもあるという近藤さんの姿は、まさに自然とともに生きる俳優そのものです。
■ 地域とのつながりも深く「1日駅長」も経験
単なる田舎暮らしにとどまらず、近藤さんは郡上八幡の地域活動にも積極的に参加しています。
- 地元の**郡上踊り(郡上おどり)**に参加
- 郡上市内の**長良川鉄道の「1日駅長」**を務めたことも
- 地元住民や釣り仲間との深い交流
このように、単なる有名人の“隠居”ではなく、地域社会に根を張った暮らしを実践している点が、近藤さんの人間味をより一層感じさせてくれます。
■ プロフィール&人物像まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | 近藤 正臣(こんどう まさおみ) |
| 生年 | 1942年(昭和17年)生まれ |
| 出身地 | 京都府京都市 |
| 出身校 | 京都市立堀川高校 |
| 職業 | 俳優 |
| デビュー | 1966年(映画『エロ事師たち』) |
| 配偶者 | 幼なじみの女性(1966年結婚) |
| 子ども | 娘1人(元タレント・川口ひみこ) |
| 現在の住居 | 岐阜県・郡上八幡 |
■ まとめ:表には出さずとも、家族と共に歩んだ俳優人生
若き日は「二枚目俳優」として注目を集め、近年は“味のある名脇役”として映像作品に欠かせない存在となった近藤正臣さん。プライベートでは、一人の女性と半世紀以上の時間を共に過ごし、娘を育て、自然と人に囲まれた第二の人生を楽しむ姿がそこにあります。
芸能界では珍しい「安定した家庭生活」を続けてきたことも、彼の内面の豊かさ、演技の深みに大きな影響を与えているのではないでしょうか。
これからも俳優として、そして一人の人間として、その穏やかな生き様を見せ続けてほしいと願わずにはいられません。

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