小松原美里の離婚理由はなぜ?子供は?

フィギュアスケートのアイスダンスで日本を代表して活躍してきた小松原美里さん。2022年の北京五輪にも出場し、日本のメダル獲得に貢献した彼女ですが、2023年末にパートナーであり夫でもあった小松原尊(たける)さんとの離婚を自身のSNSで発表し、大きな注目を集めました。

今回はその報告の背景にある思い、離婚に至った経緯、そして子どもに関する将来設計などを、複数のメディアからの情報を元に深掘りしていきます。


■ 結婚から離婚までの軌跡:8年間の“二重のパートナーシップ”

小松原美里さんと小松原尊さん(旧名ティム・コレトさん)は、競技パートナーとして2016年にカップルを結成。そのわずか1年後、2017年には結婚という私生活でのパートナーにもなりました。

競技と私生活の両面で寄り添う生活は、まさに“二人三脚”そのもの。フィギュアスケートでは全日本選手権4連覇、さらには2022年の北京五輪の団体戦で銀メダルに貢献と、国内外で華々しい成果を残してきました。

そんな2人が2023年12月30日に離婚を発表したことは、驚きとともに多くの共感も集めました。


■ 離婚を決断した理由は?「たくさんの話し合いの末に」

公式な離婚理由について、彼女はInstagramで「何度も話し合いを重ねた末の決断」と明かしています。そこには、決して衝動的でもなく、一方的なものでもない、“丁寧に向き合った結果”としての結論があったことが伝わってきます。

以下は実際の発言の要旨です。

「私たちは8年間、夫婦として、そしてスケートのパートナーとして一緒に歩んできました。離婚という選択に至ったことはとても大きな決断でしたが、互いにとって必要なステップでもありました。」

この言葉から、夫婦間に明確なトラブルやスキャンダルがあったわけではなく、“価値観の変化”や“人生の方向性の違い”が主な要因であることがうかがえます。


■ 離婚後もスケートのパートナーとして継続

驚くべきことに、2人は離婚後もアイスダンスのパートナーとして活動を継続する意向を表明しています。事実、2023年12月の全日本選手権でもペアで出場し、見事な演技を披露しました。

「離婚後も、スケートという舞台では共に滑り続けていきます。私たちの間に築かれた信頼と尊敬は、これからも変わりません。」

スケート界では非常に珍しい“離婚後も現役ペア継続”という選択は、2人のプロフェッショナリズムと強い信頼関係を象徴しています。


■ 小松原美里さんに子どもはいる?妊娠・出産の現状

離婚報道があった際、ネット上では「子どもはいるのか?」「今後の妊娠はどうするの?」という声も多く見られました。

現時点で、小松原美里さんと小松原尊さんの間に子どもはいません。しかし、美里さんは自らの将来の可能性を考え、卵子凍結という選択を行っていたことを、雑誌やインタビューで明かしています。


■ 卵子凍結の決断と未来への準備

2023年、小松原さんは自身の身体や将来のライフプランに向き合い、卵子凍結という選択をしました。

「2022年の北京五輪を終えて、“もし将来、子どもを持ちたいと思った時に間に合わなかったら?”という漠然とした不安がありました。」

このような考えから、排卵誘発の注射やAMH検査(卵巣年齢を知るための検査)を経て、卵子凍結を実施。検査結果では卵巣年齢が46歳相当という厳しい現実を突きつけられたことで、「今しかない」と踏み切ったと語っています。


■ 夫・尊さんのサポートと別れの選択

卵子凍結を決意した際には、パートナーである尊さんにも相談。

「最初は“なぜ必要なの?”と聞かれましたが、きちんと説明すると、“美里がやりたいと思うなら、それでいいよ”と理解してくれました。」

お互いの将来を考えながらも、それぞれの人生に向き合う姿勢が感じられるエピソードです。このように互いを尊重し合う関係性だったからこそ、“夫婦”という形を手放しても、“仲間”としての関係を続ける決断ができたのかもしれません。


■ 国際結婚、文化の違い、価値観のズレ

小松原尊さんはアメリカ出身で、2020年には日本国籍を取得。国際結婚においては文化や言語の違いがしばしば壁となりますが、2人もそうした違いを日々乗り越えてきたと語っています。

「文化的な背景の違いから、“当たり前”の感覚がズレていることが多々ありました。でも、それを『新しい発見』と前向きに受け止めていました。」

ただし、結婚生活と競技生活が完全に重なっている場合、常に一緒にいる関係の難しさも存在します。互いに“夫婦であり、仕事のパートナーでもある”という状況は、息抜きのない生活とも言えます。


■ 競技引退と今後の展望

小松原尊さんは2024年4月に競技を引退し、現在はプロスケーターとして活動中。一方、美里さんは今後もアイスショーなどでスケートを続ける予定で、現役としての滑りを大切にしたい意志を持ち続けています。

このように、人生のステージは変わっても、それぞれが自分の道を歩みつつ、どこかで重なり続ける。そんな“共存”の形が2人の関係性には表れています。


■ 離婚は“失敗”ではない、新しいスタートの形

小松原美里さんは、離婚という選択をポジティブにとらえています。

「一緒に築いてきた時間や思い出は、今でも宝物です。」

近年、芸能界やスポーツ界でも“円満離婚”という言葉が聞かれるようになりましたが、まさにそれを体現しているかのような2人の姿勢は、多くの人に「離婚=悪いこと」ではないという気づきを与えてくれます。


■ 結論:離婚という選択と、前向きな人生の選び方

小松原美里さんは、競技者として、女性として、そして一人の人間として「未来に向けた最善の選択」を重ねてきました。

  • 結婚生活は8年間と長く続いた
  • 子どもはいないが、卵子凍結で未来に備えている
  • 離婚は双方の話し合いを経て円満に
  • 競技パートナーとしての関係は継続
  • 文化・価値観の違いを受け入れ、前向きに対応

こうした事実を踏まえたとき、私たちが学べるのは「人生にはいろいろな選択肢がある」ということ。そして、その選択肢を恐れずに進むことこそが、自分らしい生き方につながるのだということです。

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