【狩野英孝】ネタ中に飲酒強要のタレントUは誰?特定は?

お笑い芸人・狩野英孝氏が、ネット配信番組「脳汁じゅ~す」に出演した際に語った若手時代のエピソードが、波紋を広げています。10年ほど前、地方営業の一環として参加したパーティーで、とある“有名タレントU”から舞台上で日本酒の一気飲みを命じられるという、今なら大きな問題となりかねない出来事があったというのです。

この記事では、狩野氏の発言を元に、「U」が誰なのか、実名が特定される可能性はあるのか、また当時の芸能界の構造や風土、そして狩野氏が示した毅然とした態度についても掘り下げていきます。


■ 番組内で語られた“問題の飲酒強要事件”とは?

狩野英孝氏が告白したのは、まだ彼が若手としてテレビや地方営業を奔走していた時期に起きた出来事。ある日、芸能人主催のホームパーティーに呼ばれ、そこで余興のような形でネタを披露することになったそうです。

しかし、ネタの最中にその主催者である“タレントU”が、酒に酔った状態でステージに乱入。大量に注がれた日本酒を手にしながら「お前、これ飲めよ!」と強く迫ってきたとのこと。狩野氏はその場の空気を壊さないよう、仕方なく一気に飲み干したと語っています。

さらに問題なのはそれだけでは終わらず、Uは再び酒を持ってきて「お前、ネタやるな。つまらないから」と再度飲酒を強要。その後も酔いながらなんとかネタを終えた狩野氏の姿に、当時のマネージャーは激怒したといいます。


■ 狩野のマネージャーが“抗議”するも、返答はまさかの…

狩野氏によれば、事後、マネージャーがUの関係者に対して「これはおかしい」と抗議したそうです。U本人もそこに同席しており、最初は反省の様子も薄かったようですが、「ギャラは倍払うよ」といった軽い対応で済まされたとのこと。

このやり取りからも、当時の業界における“売れている側”と“呼ばれる側”の力関係が透けて見える場面でした。最終的には、帰り際に「さっきはすまなかった」と紙袋を渡されたとのこと。しかしその中身は、なんとU自身の写真集。狩野氏は「いらないでしょ、それ」と呆れ気味に振り返っていました。


■ イニシャル“U”の正体は?特定されてしまう可能性は?

さて、多くの視聴者やネットユーザーの関心が集中しているのが、この“タレントU”が一体誰なのか、という点でしょう。

現時点で狩野氏は実名を公表しておらず、番組内でもイニシャル“U”という形でのみ言及されています。しかし、このエピソードの情報から、いくつかのヒントが得られます。

  • 10年以上前に、地方営業に同席するほどの立場だった
  • ホームパーティーを主催できるような知名度
  • 芸能人であり、写真集を出すレベルの認知度
  • 今現在も共演歴は一切なし

こうした要素をもとに、ネット上では“あの人では?”という憶測が飛び交っていますが、確たる証拠があるわけではありません。共演NGにはしていないとのことですが、未だに一度も共演がないという事実が示唆するものは少なくありません。


■ 芸能界に蔓延していた“パワハラ構造”の残像

このような出来事は、今でこそ大きな問題として取り上げられる対象ですが、10年以上前はまだまだ「そういうもんだ」「若手は我慢して当然」といった空気が支配的でした。狩野氏の語るエピソードは、まさにその時代の負の遺産とも言えるでしょう。

特に宴席での立ち振る舞いや、上下関係が色濃く出るホームパーティーのような場面では、「芸歴」「人気の度合い」「事務所の力関係」などが全て影響を及ぼします。芸人やタレントが“笑いのネタ”に昇華しなければ、ただの被害として語られることもないまま葬られるという、いびつな構造があったのです。


■ 狩野英孝が語った“共演NGではないが、二度と絡みたくない相手”

興味深いのは、狩野氏自身が「共演NGにはしていない」と明言していること。しかし一方で、「今まで一度も共演したことがない」と話しています。これはつまり、本人の意志とは別に、テレビ局や事務所などの“見えない忖度”が働いている可能性もあるということです。

あるいはU側が意図的に距離を取っている可能性も考えられます。いずれにしても、現在まで交わることがなかったという事実は、視聴者にとっては意味深に映ることでしょう。


■ まとめ:真相の特定は困難だが、風通しは良くなった今の芸能界に期待

今回の件は、名前こそ伏せられているものの、芸能界における“過去の常識”と“現在の倫理観”のギャップを強く感じさせる出来事でした。狩野英孝氏は、その経験をただの“笑い話”として語るのではなく、明らかに怒りや不信感をにじませており、視聴者もまたその違和感に共感したのではないでしょうか。

実名の特定がなされる可能性は現時点では低いと考えられますが、こうしたエピソードを語ることで、当時の芸能界が抱えていた問題点が浮き彫りになるのは確かです。これを機に、上下関係を背景にしたパワハラ・モラハラ的な行為が過去のものになっていくことを期待したいところです。

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